コラム
初心者必見!不動産投資の種類
目次
REIT(リート)
REIT(リート)とは、投資家から集めた資金をもとに不動産投資を行い、そこから得られた売却益や賃貸収益を投資家に配当する金融商品です。一般的には「不動産投資信託」と呼ばれています。直接不動産を購入するのではなく、間接的に不動産投資を行う点が特徴です。
不動産が証券化され、証券会社を通じて購入できるため、10万円程度の資金から始められる点で、少ない資金でも投資が可能です。
REITのメリット
少ない資金で投資可能
REITは、10万円から100万円程度の資金で始めることができ、一般的な不動産投資に比べ、自己資金が少なくて済む点が魅力です。
好利回りが期待できる
厳選された不動産からの家賃収入が主な収益となるため、好配当利回りが期待できます。
リスクの軽減
REITは分散型投資のため、一般的な不動産投資よりもリスクを軽減できる点がメリットです。
REITのデメリット
上場廃止のリスク
REITは証券化されているため、株式のように上場廃止のリスクがあります。また、投資法人の倒産リスクも考えられます。
金利の変動
REITは金融機関から資金を借り入れることもあるため、金利の上昇により利息の負担が増え、収益が減少する可能性があります。
災害リスク
地震や台風などの災害によって建物が損壊することで、REITの価値が減少し、配当金が減少する可能性があります。
ワンルームマンション投資
ワンルームマンション投資は、少ない資金で始められる不動産投資の一つです。単身者向けの物件が多く、現代において需要が高いとされています。
ワンルームマンション投資のメリット
少ない資金で始められる
アパートや戸建てを購入する場合に比べ、少ない資金でワンルームマンション投資を始めることができます。
需要が高い
単身者向け物件のため、現代社会では需要が非常に高く、物件の売却も比較的スムーズに行える点がメリットです。
ワンルームマンション投資のデメリット
収益が比較的少ない
ワンルームマンションの家賃収入は、アパートや戸建てに比べると少ないです。
維持費・管理費がかかる
空室時でも維持費や管理費、修繕費がかかり、自己資金でこれらを賄う必要があります。
小口化不動産投資
小口化不動産投資は、ひとつの物件を複数の投資家で共有して所有する方法です。少額の資金で投資が可能で、リスク軽減にもつながります。
小口化不動産投資の種類
匿名組合型
投資家は不動産事業者に出資し、収益が匿名組合員に分配されます。投資家は不動産を直接所有しません。
任意組合型
不動産事業者と共同で不動産事業を営み、投資家は不動産の共有持分権を取得します。
小口化不動産投資のメリット
少ない資金で気軽に投資可能
少額の資金で魅力的な物件に投資が可能で、リスクが低いことから初心者にも安心です。
自由な売却が可能
物件の権利を保有しているため、必要に応じて売却することができます。
小口化不動産投資のデメリット
人気案件に投資できないことがある
人気の高い案件では、投資希望者が多く、投資できないことがあります。
利回りが低い
複数の投資家で分け合うため、利回りが低くなる傾向があります。
戸建て賃貸経営
戸建て賃貸経営とは、所有する戸建てを第三者に貸して家賃収入を得る投資方法です。もともと所有していた戸建てを賃貸に出すケースや、相続により取得した土地に戸建てを建設して賃貸経営を行うケースがあります。空き地のまま所有すると固定資産税や都市計画税などの税負担が大きくなりますが、戸建てを賃貸に出すことで毎月の家賃収入を得ることができます。
戸建て賃貸経営のメリット
立地に左右されにくい
アパートやマンションは駅や繁華街の利便性を重視されがちですが、戸建てを借りる層はファミリー層が多く、閑静な住宅地を好む傾向があります。そのため、駅から遠い物件でも借り手が見つかりやすいです。
利回りが良い
アパートやマンションでは、各部屋に設備を整える必要がありますが、戸建ての場合は1軒分だけで済むため、建築費用を抑えられます。その結果、アパートやマンションに比べて高い利回りが期待できます。
空室リスクを抑えられる
戸建てを借りるファミリー層は、長期間住むことが多いため、入居期間が長くなる傾向があります。これにより、空室リスクを低く抑えられます。
戸建て賃貸経営のデメリット
メンテナンス費用が高額になる可能性がある
戸建てはアパートやマンションに比べて広く、水回りも大きいため、メンテナンスやリフォームにかかる費用が高額になる可能性があります。
長期間空室になる可能性がある
入居者が長期間住むことが多い反面、退去後に新しい入居者が見つかるまでに時間がかかり、長期間空室になるリスクもあります。
マンション投資
マンション投資とは、購入したマンションを第三者に貸して家賃収入を得たり、売却して利益を得たりする不動産投資です。マンションは1棟丸ごと購入することも、一部屋単位で購入することも可能です。また、家賃収入をローンの返済に充てることもできるため、キャッシュフローをうまく管理することができます。
マンション投資のメリット
一部屋単位で所有可能
マンションは一部屋単位で所有できるため、初期費用を抑えて投資を始められます。また、立地の良い高額物件でも、少額で所有できるのが魅力です。
節税効果
マンション投資は相続税の節税効果が高いとされています。不動産は現金よりも評価額が低く算定されるため、相続税対策として活用できます。
マンション投資のデメリット
空室による家賃収入の停止
マンションが空室になった場合、家賃収入を得られなくなります。長期間空室が続くと、収益が減少するリスクがあります。
まとめ
不動産投資には、さまざまな種類があります。それぞれにメリットとデメリットがあるため、自分に合った投資方法を選び、しっかりと資産運用を行うことが重要です。不動産投資は長期的な視点で取り組むことが求められ、リスクを理解しながら賢く進めることが成功への鍵となります。