コラム
不動産投資のメリット
目次
安定した収入
不動産投資の最大の魅力は、安定した収入を得られる点です。物件を購入することで、毎月安定した家賃収入が得られます。
例えば、現在働いていても、将来的に病気や事故、怪我などで働けなくなる可能性があります。そのような場合でも、家賃収入があれば生活の基盤を安定させることができます。
また、物件購入に際してローンを組んだ場合でも安心です。家賃収入をローン返済に充てることができるため、自己資金を使わずに資産を増やすことが可能です。
不動産投資における基本的な収入源は家賃収入であり、短期的な不動産価格の変動とリンクしないため、安定した収益を得やすいと言えます。老後の年金の補助や、サラリーマンを辞めて家賃収入一本で生活することも現実的です。
さらに、物件に入居者がいれば毎月安定した収入が得られる上、長期間にわたって継続的に収益を得られるのも大きな魅力です。他の投資商品では、これほど安定した収入を得ることは難しいでしょう。
もちろん、不動産投資には空室リスクがありますが、立地の良い物件を選ぶことでリスクを回避することができます。
老後年金にプラスできる
安定した収入を得られることは、老後の安心につながります。厚生労働省が公表している平均的な夫婦の年金額では、安定した生活が送れない場合もあるため、多くの人が老後の生活に不安を感じているのではないでしょうか。
光熱費や食費に加えて、保険料、税金、医療費など、生活する上でさまざまな費用がかかります。特に住まいが賃貸であれば、家賃の負担も加わります。そのため、厚生労働省が公表している夫婦の平均的な年金額(約22万円)では、生活が難しくなることも考えられます。
不足分は貯蓄から補う必要がありますが、貯蓄が徐々に減っていくことも大きな不安要素です。こうした老後の生活の安定を支えるのが、不動産投資です。
家賃収入があれば、毎月安定した収入を得ることができ、年金の不足分を補うことが可能です。年金に家賃収入をプラスできれば、より安心して生活を送ることができるでしょう。
ただし、安定した収入を得るためには、築年数の浅い物件や、立地条件の良い物件を選ぶことが重要です。長期的に安定した収益が見込める物件を慎重に選ぶことが、成功の鍵となります。
「人生100年時代」と言われる現代、長寿であることは喜ばしいことですが、同時にお金の問題が浮上します。老後に安定した生活を送りたいと考えるならば、不動産投資は非常に有効な手段だと言えるでしょう。
相続対策
不動産投資は、相続税や所得税の節税対策として有効に活用できます。亡くなった方の財産を相続する際、相続人は相続した財産の額に応じて相続税を納める必要があります。現金や不動産などが該当しますが、現金や有価証券と不動産では、相続税の計算方法に違いがあります。
現金や有価証券は時価で評価されるため、相続する額が多ければ多いほど相続税も高くなります。しかし、不動産は固定資産税評価額や路線価を基に評価されるため、評価額が低く算定されることが多く、その結果、相続税を節税できる場合が多いのです。
特に、賃貸物件や賃貸用に貸し付けられている土地などは、一般住宅や土地に比べてさらに相続税の節税効果が大きくなります。そのため、相続税対策として現金や有価証券ではなく、不動産を所有する人が増えているのです。
また、不動産投資は所得税の節税にもつながります。不動産を所有して得た利益や損失は不動産所得として毎年申告する義務がありますが、不動産所得と給与所得は損益通算できるため、所得税が少なくなります。
不動産投資は、相続税や所得税の節税対策に有効ですが、特に相続税対策として不動産投資を行う方が多いと言えます。それだけのメリットがあることを考えると、不動産を活用した相続対策は十分に価値がある選択肢でしょう。
生命保険の代わり
不動産投資のもう一つのメリットは、生命保険の代わりとして活用できる点です。多くの人が、何らかのトラブルに備えて生命保険に加入しています。万が一、一家の大黒柱が病気や怪我で収入を失った場合、生命保険は保険金を支払い、残された家族を支える仕組みです。
不動産投資は、その生命保険の代わりとしての役割を果たすことができます。価値の高い不動産や収益性のある不動産を所有していれば、残された家族はその不動産を相続し、家賃収入を得たり、売却してまとまったお金を手にすることができるからです。
このようなメリットがあるため、最近では不動産投資が注目されています。不動産を購入する際、金融機関のローンを利用する人も多いでしょう。ローンを組む際には、団体信用生命保険(団信)への加入が条件となることが一般的です。団信は、契約者が死亡や障害などの理由で返済ができなくなった場合に、ローンの残債を肩代わりしてくれる保険です。
そのため、ローンが残っていたとしても、残された家族がその残債を支払う必要はありませんし、所有している不動産も家族が相続できます。不動産投資としてアパートやマンションなどの賃貸物件を購入しておけば、たとえすぐに売却できなくても、毎月安定した家賃収入を得られるため、残された家族にとって非常に頼りになるでしょう。
さらに、不動産投資には相続税対策のメリットもあります。不動産を所有することで、相続税対策にもなるため、所有者だけでなく家族も安心して資産を引き継ぐことができます。
まとめ
不動産投資にはさまざまなメリットがあることがお分かりいただけたでしょうか。安定した収入を得られること、老後の生活費を補えること、相続税対策ができること、さらには生命保険の代わりになることなど、非常に多くの魅力的なメリットがあります。
「不動産投資はリスクが高いのではないか」「難しいことが多いのではないか」と考えている方も少なくないかもしれません。しかし、投資する物件を慎重に選び、不動産会社などプロの意見をしっかり聞くことで、その不安はある程度解消されるでしょう