コラム

老後を豊かに生活するためには、2,000万円が必要だという言葉を耳にすることが増えました。そう言われるようになった大きな要因は、平均寿命が伸びた現在では、100年生きることもそれほど難しくないと言われるようになったためです。

つまり、長生きするということは、それだけ生涯を通じて生活費が必要となり、きちんと老後の生活設計を立てておかないと、いざ老後を迎えたときに赤字続きでどうすればいいのかと困窮してしまう可能性があります。年金だけでは夫婦二人が生活する余裕はとてもなく、悩んでしまうかもしれません。

そこで最近では、早い段階から不動産投資を始める人が増えています。不動産投資は年金対策になると言われており、その理由をお伝えしていきます。

年金と同様に定期的かつ継続的に得られる収入

不動産投資が年金対策になると言われる大きな理由は、定期的かつ継続的に得られる収入だからです。年金は2ヶ月に一度、一生涯受け取れる収入で、本来であれば年金だけでも生活できるくらいの金額であるべきです。しかし、年金だけで暮らせるほどの金額をもらえる人は多くはなく、ほとんどの場合、仕事をしたりして年金では足りない部分を補填しています。

ただし、年齢を重ねると働ける仕事も限られてきますし、体力的にも長時間働くのは困難になります。そのため、自分が会社に出社する必要がなく、定期的な収入が得られる不動産投資が注目されています。不動産収入の場合、賃料から諸経費を引いた金額が定期的に入ってきます。年金とは異なり毎月の収入として入ってくるため、会社勤めをしているときと同様に安定した収入を得ることが可能です。

老後に多くの人が不安を感じるのは「安心して暮らせるのだろうか？」という点ですが、不動産投資を通じて安定した収入を得ることが可能となります。

将来の不安を抱えずに安心して老後を迎えたいなら

将来の不安を抱えながら老後を迎えるよりも、安心して老後を迎えたいという人にとって、不動産投資は非常に魅力的です。最初の投資は必要になるものの、比較的リスクが低く、長期的に見ても定期的に収入が見込めるからです。そのため、定年を迎える少し前から不動産投資を始める人は少なくありません。

自分の老後のために早めに努力することは良いことなので、安定を求める人が不動産投資を選ぶケースが多いのです。

不動産投資は「第2の年金」で、ゆとりある老後を実現

年金は基本的に、それだけで生活できるような金額を給付することが目的ですが、実際には年金だけでゆとりある老後を送るのは難しいのが現実です。平均的な老後の生活費は月約30万円と考えられており、平均年金額は約20万円なので、どうしても不足してしまいます。さらに年金額は年々減少しており、その不足分を補うために2,000万円が必要だと考えられています。

2,000万円という金額は簡単に用意できるものではなく、どうすればよいか悩む人も多いでしょう。そこで、多くの人が不動産投資を始めています。多くの場合、マンション経営を選ぶ人が多いですが、マンションの場合、家賃収入からローン支払いや管理修繕費などを差し引いた金額が手取り収入となります。複数戸の物件を所有すれば、それだけ家賃収入も増えるため、安定的な収入が期待できます。

年金を受け取りながら、不足する部分を不動産投資で補えるというのは大きなメリットです。空室がなければ、半永久的に毎月収入が入るため、もしかすると年金以上の収入を得ることができる「第2の年金」となるかもしれません。こうして、2つの収入があることで、年金だけでは不足する部分を補い、ゆとりのある老後を過ごすことが可能となります。

貯蓄よりも有利な選択として選ばれる理由

一般的に、老後のために貯金をしておこうと考える人は多いです。厚生労働省の調査によると、1世帯当たりの平均貯金額は約1,000万円に達しており、多くの世帯が将来に備えて貯金していることがわかります。

しかし、2,000万円問題が取り沙汰されるなかで、1,000万円の貯金で足りるのかと不安に感じる方もいるでしょう。1,000万円は少なくない金額ですが、生活費の足しにしようとすると十分とは言えません。さらに、現在の銀行は低金利のため、貯金をしても金利で増やすことは期待できません。

一方で、不動産投資ならば、賃料収入が得られるため、年金と同様に毎月コンスタントに収入を得ることができます。また、貯金は増えない資産ですが、不動産投資は資産を増やす可能性があるため、非常にお得な選択肢です。

まとめ

老後の不安を解消し、不動産投資が年金対策になる理由をご紹介しました。年金は安定した収入ですが、実際には年金だけで生活できないと悩んでいる人が多いのも事実です。

そのため、老後の生活を少しでも穏やかに過ごすため、不動産投資を始める人が増えています。貯金するよりも資産を増やすことができる、不動産投資は非常に魅力的な資産運用方法です。ゆっくりとした老後を迎えたいと考えている方にとって、不動産投資は豊かな老後を実現するために検討すべき資産運用方法と言えるでしょう。