コラム

不動産シェアリングのメリット・デメリットとは?知っておくべき8つのポイント

試算運用資料イメージ
不動産投資で人気が高まっている「不動産シェアリング」をご存知でしょうか?「不動産投資には高額な資金が必要」「管理が大変」「空室リスクが心配」といった不安を解決するのが、この不動産シェアリングです。今回は、不動産シェアリングの仕組みやメリット・デメリットを解説します。

不動産シェアリングとは?

不動産シェアリングは、従来何千万円も必要だった不動産投資を一口100万円程度の小口に分け、少額から始められるようにしたものです。主に「匿名組合型」「任意組合型」「賃貸型」の3つの形があります。

1. 匿名組合型
組合が不動産運営資金を事業者に投資し、収益を組合員に分配する仕組みで、不動産の所有権は事業者にあります。

2. 任意組合型
投資家と事業者が任意組合を作り、不動産を共同で投資・運用する方法。投資家は持分を購入し、収益を受け取ります。

3. 賃貸型
投資家が持分を購入し、事業者と賃貸借契約を結んで家賃収入を得る仕組み。物件を売却した際の利益も期待できます。

不動産シェアリングのメリット

少額から始められる
従来の不動産投資に比べて一口100万円程度から投資可能なため、多くの人が参加しやすくなりました。

リスク分散が可能
少額投資により複数の物件に投資できるため、リスクを分散できます。1つの物件に資産を集中させるリスクが軽減されます。

個人では買えない好物件に投資できる
小口投資により、好立地の優良物件への投資も可能になり、利益が出る可能性が高まります。

管理や運営を専門家に任せられる
物件の管理は専門家や業者に任せられるため、手間がかからず、初心者でも安心して投資できます。

相続しやすい
一口単位での相続が可能なため、分割して相続する際もスムーズです。

不動産シェアリングのデメリット

ローンが使えない
不動産特定共同事業法により、不動産小口化商品の購入にローンを利用することができません。また、共同出資のため担保にできない可能性もあります。

利回りが低下する
運営や管理を業者に任せるため、その分費用がかかり、利回りが低くなることがあります。

業者による収益額の違い
業者によって収益額が異なるため、事前にどれだけ分配されるかを調べておくことが必要です。また、業者の倒産リスクも考慮し、信頼性を確認してから投資しましょう。

まとめ

不動産シェアリングは小口投資のため、大きなリターンには向きませんが、長期的に安定して資産を増やしたい方や、初めて不動産投資に挑戦する方には最適な方法です。不動産シェアリングの仕組みとメリット・デメリットを理解して、資産運用の一歩を踏み出してみてください。