コラム

【資産運用は何を選ぶべきか】不動産投資の良い所と悪い所を徹底解説

2024年9月30日

資産運用

株式投資やFX、海外積立など、資産運用にはさまざまな選択肢がありますが、どれを選べばよいか迷っている方も多いのではないでしょうか。資産運用を検討している方にぜひ知っていただきたいのが「不動産投資」です。

不動産投資には他の投資商品にはない特徴があり、初心者でも始めやすい商品が増えています。そこで今回は、不動産投資の良い所と悪い所を詳しくご紹介します。

まずは、不動産投資の魅力的なポイントから見ていきましょう。

不動産投資の最大の魅力は、入居者が確定した場合に安定した家賃収入を毎月得られる点です。株式投資やFXでは、市場の変動を常にチェックしなければならず、収入が不安定になることもあります。一方で、不動産投資では物件の入居者さえいれば毎月安定した収入を確保できます。

また、不動産投資をローンで始めた場合、最初は収益をローン返済に充てることになりますが、返済後は家賃収入がそのまま手元に残ります。若い世代のうちから計画的にローンを返済することで、老後の安定した収入を確保することが可能です。

不動産投資では「レバレッジ効果」を活用できます。レバレッジとは、小さな資金で大きな収益を生み出す仕組みです。不動産は担保価値があるため、金融機関から融資を受けることができ、少ない自己資金でも大きな投資を行うことが可能です。

不動産投資には節税効果もあります。不動産所得から管理費や減価償却費を経費として差し引けるため、所得税や住民税を軽減できます。また、不動産は相続対策にも有効です。相続税評価額は時価よりも低く設定されるため、相続税を抑えることができます。

不動産投資は、株式やFXと比べて価格変動が小さいのが特徴です。経済や政治の変動に影響を受けにくく、大きく暴落するリスクも少ないため、初心者でも安心して取り組める資産運用方法といえます。

一方で、不動産投資にもデメリットやリスクがあります。それらをしっかりと理解し、対策を講じることが大切です。

不動産は現金化しにくいという点がデメリットです。つまり、急にまとまったお金が必要になっても、すぐに売却して現金化するのは難しい場合があります。売却を急ぐと価格を下げざるを得ないこともあります。

対策
流動性の高い都市部の物件を選ぶ、地域の人口動態を事前に調査するなどして、流動性を高める工夫が必要です。また、資金計画をしっかり立て、緊急時に備えることも大切です。

不動産投資は初期費用が高額になることが多く、数千万円から数億円が必要になることもあります。そのため、他の資産運用商品に分散投資するのが難しいというデメリットもあります。

対策
金融機関から融資を受けることで自己資金を抑える方法があります。また、少額で始められる不動産クラウドファンディングやREIT（不動産投資信託）などの投資商品を利用することで、不動産投資へのハードルを下げることも可能です。

不動産は実物資産であるため、地震や火災といった災害リスクが常に伴います。災害による損壊や焼失の可能性があり、賃料収入が途絶えるリスクもあります。

対策
災害リスクへの対策として、損害保険に加入することが重要です。修繕費などを保険金で補うことができ、損失を最小限に抑えられます。また、耐震性能の高い物件を選ぶことや、災害リスクの低い地域に投資することも対策の一つです。

不動産投資の良い所と悪い所を解説しました。不動産投資は、安定した収入を得られることや節税効果など、多くのメリットがあります。一方で、流動性の低さや災害リスクといったデメリットも存在します。しかし、これらのデメリットに対する対策をしっかりと講じていけば、不動産投資は魅力的な資産運用方法となります。

今回ご紹介した内容を参考にして、万全な準備と対策を行い、不動産投資で資産運用を始めてみましょう。不動産投資のメリットや魅力をさらに詳しく解説した記事もありますので、ぜひご覧ください。