コラム
地方都市で不動産投資をはじめよう!失敗しない選び方をご紹介
目次
東京の不動産価格が高騰していることから、最近では地方都市での不動産投資が注目を集めています。地方在住や地方出身の方にとっては、土地勘があるエリアで投資を始めることは安心感があり、魅力的な選択肢となるでしょう。
ただし、地方都市での不動産投資は、東京とは異なる選び方をしないと失敗する可能性があります。そこで今回は、地方都市で不動産投資を始める際に失敗しないための方法をご紹介します。
地方都市で不動産投資をするメリットとは
まず、地方都市で不動産投資をするメリットについて見ていきましょう。
1. 都会に比べて少額で始められる
地方都市での不動産投資の最大のメリットは、都会に比べて少額で始められることです。地価が高い都会と比べ、地方の物件価格は低いため、自己資金を抑えて投資を始めることが可能です。
令和2年の全国の都市別の地価平均を見ても、東京23区が172万円に対し、地方都市は10万円台~40万円台と大幅に安いことがわかります。そのため、初めての不動産投資でもリスクを抑えつつ始められる点が魅力です。
2. 利回りが高い
地方都市での不動産投資は、利回りが高い傾向があります。地価が安い分、物件価格も低くなるため、家賃収入に対する投資額の割合(利回り)が高くなるのです。家賃相場は都会ほど高くはありませんが、物件価格が低い分、結果的に高利回りで運用できる可能性が高くなります。
また、建物価格が高めに設定されることで経費計上額も増え、節税効果が期待できる点も地方都市での不動産投資のメリットです。
地方都市での不動産投資で失敗しないための注意点
次に、地方都市で不動産投資を行う際に注意すべき点やデメリットについて解説します。
1. 空室リスクが高い
日本では都市部への人口集中が進んでおり、地方の人口減少が続いています。そのため、地方都市で物件を購入しても入居者が見つからない「空室リスク」が高くなる可能性があります。空室リスクを軽減するためには、エリア選びや物件の魅力向上が必要です。
2. 流動性が低い
地方の物件は、都会に比べて流動性が低い傾向にあります。つまり、物件を売却したいと思っても買い手が見つかりにくいことがあるのです。投資する前に、その地域の人口動態や将来の開発計画などを調査し、売却リスクを減らす工夫が必要です。
地方都市での不動産投資における物件の選び方
それでは、地方都市で不動産投資を成功させるための物件選びのポイントを3つご紹介します。
ポイント1:地域の情報を徹底調査する
まず、物件を購入する地域の情報を詳しく調査しましょう。最寄り駅の乗降者数や、ターミナル駅までのアクセス時間なども確認します。また、大学や企業が集中している地域は、学生や単身者向けの賃貸需要が見込めるため、物件選びの際に重要なポイントとなります。
さらに、その地域の再開発や都市計画の有無もチェックしましょう。再開発が行われるエリアは物件価値の上昇や人口増加が期待できるため、長期的な投資効果が高まります。
ポイント2:メガバンクの支店があるか確認する
不動産投資を検討しているエリアにメガバンクの支店があるかどうかを確認しましょう。メガバンクが支店を持つエリアは、経済的に安定していると考えられるため、その土地の物件に投資する際の信頼性が高まります。また、融資の際に担保評価がしっかり行われるか確認することで、安全な投資が可能です。
ポイント3:駐車スペースがあるか確認する
地方では車を所有することが一般的であり、駐車スペースが確保されている物件は入居者にとって魅力的です。駐車スペースがない物件は、近くに月極駐車場があるかどうかも確認しましょう。駐車スペースの有無は、地方都市での不動産投資の成否に大きく影響します。
まとめ
地方都市で不動産投資を始める際には、都会と異なる視点で物件を選ぶことが重要です。特に駐車スペースの有無や地域の情報をしっかりと調査し、空室リスクや流動性の問題に対処することが必要です。
今回ご紹介した注意点や選び方を参考にして、不動産投資で地方都市のメリットを最大限に活かしましょう。分散投資や長期的な計画を立てながら、リスクを抑えた不動産投資を実現していくことで、成功への道を切り開くことができます。