コラム

投資にはリスクがつきものであり、不動産投資も例外ではありません。特に初心者が陥りやすいポイントに注意しないと、思わぬ失敗を招く可能性があります。しかし、これらの注意点をしっかりと把握し対策を講じることで、初心者でも不動産投資を成功に導くことができます。

これから不動産投資を始めようと思っている方は、ぜひ今回ご紹介する4つのポイントを参考にしてください！

初心者が不動産投資を始めるときに注意するべき4つのポイント

それでは、不動産投資の初心者が注意すべきポイントとその対策についてご紹介していきます。

1. 災害リスクに注意

不動産投資では、火災や地震といった自然災害によって建物が損壊し、資産価値が大幅に下がるリスクがあります。特に木造建築や老朽化した建物は被害を受けやすいため注意が必要です。

災害リスクへの対策
災害リスクは予測が難しいものの、地震保険や火災保険に加入することで対策が可能です。これにより、災害による修繕費を保険金で補うことができ、経済的なダメージを抑えられます。建物の倒壊などで家賃収入が一時的に途絶える可能性はあるものの、修繕費を抑えられるだけでも投資におけるリスクを軽減できます。

2. 諸費用を理解する

不動産投資には、物件購入時や運営時にさまざまな費用がかかります。初期費用には保険料、ローン関係費、登記費用、固定資産税などが含まれます。新築物件の場合は物件価格の約4～5％、中古物件の場合は約7～8％の諸費用がかかると考えておきましょう。

また、運営時には固定資産税、管理会社への手数料、修繕費などのランニングコストが発生します。長期的な利益を得るためには、これらの費用を抑えることが重要です。

諸費用への対策
物件購入時の費用だけでなく、運用中の費用もあらかじめ計算に入れておきましょう。特に修繕費用は年数が経つにつれて必要になるため、事前に積み立てておくことをおすすめします。

3. 空室リスクを計算しておく

不動産投資で最も注意すべきリスクの1つが空室リスクです。入居者がいなければ家賃収入を得られないため、空室期間が長引くと金融機関へのローン返済に困ることになります。また、周辺環境の変化や大学の移転、企業の経営悪化など、外的要因で入居率が下がる可能性もあります。

空室リスクへの対策
物件購入前に現地調査を行い、物件の立地や築年数、地域の人口動態などを確認しましょう。駅からのアクセスや周辺施設、将来的な都市開発計画もチェックポイントです。また、物件のメンテナンスや清掃がしっかりと行われているかも重要です。

さらに、管理会社の選定も空室リスクを抑えるための大きなポイントです。入居者募集に強い管理会社を選ぶことで、空室期間を短くすることができます。家賃滞納時の保証内容なども含めて比較し、信頼できる管理会社と契約することが大切です。

4. 流動性リスクに注意

空室リスクに直面した場合、不動産を手放したくなることもあるでしょう。しかし、不動産はすぐに現金化できない可能性が高いです。不動産の売却には少なくとも3ヶ月かかるとされており、希望の金額で売却するために交渉を続けるとさらに時間がかかることもあります。

流動性リスクの対策
取引が多い地域や売却しやすい不動産を選ぶことが、流動性リスクを軽減するための方法です。東京や大阪などの都市部の物件は、地方に比べて売却しやすい傾向にあります。また、売却時期や資金計画を事前に立てておくことで、万一の際にもスムーズに対処できます。

まとめ

不動産投資を始める初心者が注意すべき4つのポイントについてご紹介しました。

投資は誰もが最初は初心者です。しかし、大きな失敗を避けるためには、リスクを理解し適切な対策を講じることが重要です。今回ご紹介した内容を参考に、不動産投資に潜むリスクを理解しながら、計画的に投資を進めていきましょう。