コラム

不動産投資で失敗したくない人に!初心者が陥りがちな失敗例の特徴とは

箇条書きにして可否を判断
不動産投資はミドルリスク・ミドルリターンの資産運用ですが、成功する人もいれば、失敗する人もいます。特に初心者の失敗には共通点があるため、それを事前に知っておくことで、失敗を避け、安定した収益を得る可能性が高まります。

今回は、不動産投資初心者が陥りやすい失敗例と、その特徴について解説します。不動産投資に挑戦したいけれど一歩を踏み出せない人や、失敗したくない人はぜひ参考にしてください。

あなたにも起こるかも?不動産投資初心者が陥りやすい失敗例を紹介

まず、不動産投資初心者がどのような失敗に陥りやすいのか、具体的な例を見ていきましょう。

1. 空室が発生して収益が減少する

新築のワンルームマンションを購入したAさんは、最寄り駅から徒歩15分、表面利回り12%の物件で不動産投資をスタートしました。しかし、5月に空室が発生し、翌年の3月まで入居者が見つからず、その間に家賃を下げてようやく入居者を確保しましたが、結果的に実質利回りが9%から7%に下がりました。

空室リスクは、不動産投資で避けたい最大のリスクです。特に初心者は、空室時の対応やその間に発生する費用に備えていないことが多いため、入居者確保の対策を事前に立てることが重要です。

2. 損切りができずに赤字物件を抱える

Bさんは、上司からのアドバイスで不動産投資を始めましたが、年数が経つにつれて空室が増え、物件を売却したいと思ったときに、残債を支払う資金がなく売却できませんでした。その結果、赤字物件を保有し続け、さらに金融機関からの信用も下がり、追加融資が受けにくくなる事態に。

不動産投資では、損切りが必要な場合があります。売却する際に資金不足に陥らないよう、家賃収入の一部を現金として確保するなど、常にリスクに備えることが重要です。

3. 修繕費の負担で赤字になる

Cさんは表面利回り8.1%の中古物件を購入しましたが、実際には修繕費の負担がかさみ、予想以上の費用がかかりました。表面利回りの数値に惑わされ、修繕費の見積もりを軽視してしまったのが失敗の原因です。

中古物件では、修繕費がかさむリスクがあります。購入前のシミュレーションと修繕費の見込みをしっかりと把握し、適切な計画を立てることが必要です。

初心者が陥りやすい不動産投資の失敗例の特徴

次に、不動産投資で失敗する初心者の特徴について紹介します。

1. 勉強を怠る

不動産投資は不労所得として認識されがちですが、物件の選定や運用は非常に重要です。勉強せずに不動産会社にすべてを任せると、表面的な数値や誤った情報に基づいて判断してしまい、失敗する可能性が高くなります。
不動産投資を始めた後も、継続して市場動向や物件の管理方法について学ぶことが大切です。

2. 計画を立てない

不動産投資では、事前に収支計画や出口戦略をしっかりと立てることが重要です。固定資産税や修繕費、災害時の予備費など、予期しない出費が発生することを見越し、十分な資金計画を立てましょう。

3. 不動産会社に任せきりにする

物件の管理をすべて不動産会社に任せきりにするのも失敗の原因です。不動産投資は「不動産賃貸業」であり、投資家が収益に大きく関与できます。家賃の設定やリフォーム、修繕のタイミングを自分でコントロールし、積極的に運用に参加することで、収益を最大化することができます。

まとめ

今回は、不動産投資初心者が陥りやすい失敗例とその特徴を紹介しました。失敗には共通する特徴があり、それを理解することでリスクを回避しやすくなります。

不動産投資を始める際には、まずは少額から挑戦し、経験を積みながら成功へとつなげていきましょう。失敗を恐れず、適切な準備と知識を持って挑戦することで、不動産投資の成功率を高めることができます。