コラム

医師は成功しやすい?不動産投資に向いている理由と始める際の注意点

医師は不動産投資に向いている、成功しやすいという話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

実際、医師は不動産投資を始める上で有利な立場ではありますが、どんなに有利な立場でも不動産投資には気をつけるべき注意点も存在します。

今回は医師が不動産投資に向いている理由と、始める際の注意点についてご紹介します。

医師だからこそのメリットや気をつけるべき注意点を知って、どのように投資していけば成功に導けるのかぜひ参考にしてみてください。

成功している人が多い?医師が不動産投資に向いている理由とは

医師が不動産投資に向いている、成功しやすいと言われている理由は、下記の3つが挙げられます。

  • 融資を受けるのに有利
  • 節税効果が高い
  • 本業との両立が可能

それぞれ詳しく解説していきます。

融資を受けるのに有利

1つ目の理由は、融資を受けるのに有利だからです。

不動産投資では、物件を購入しようとすると数千万円、もしくは億を超える資金が必要になることが多いので、金融機関で融資を受けて不動産投資を始める人が多いです。

金融機関で融資を受けるためには審査に通る必要があり、このとき医師という職業が有利に働きます。

審査では買い主の職業や収入、そして物件価値など多くの要素から返済能力があるかどうかを判断しますが、医師は高収入で、社会的地位も高いことから審査に通りやすい傾向があります。

それだけでなく、返済能力が高いがゆえに、低金利で融資を受けられることも多く、比較的有利な条件で融資を活用することができます。

節税効果が高い

2つ目の理由は、節税効果が高いからです。

所得税は、課税所得税額が増えるほど税率が上がる「累進課税方式」であるため、収入が増えれば増えるほど支払わなければいけない税額が増えます。

そのため、高収入である医師は特に税金が多くなります。

しかし、不動産投資は節税効果の高い投資であるため、高い税率を課せられる医師こそ節税するのに有効な投資です。

不動産投資が節税効果の高い投資だと言われる理由は、減価償却にあります。

減価償却とは、土地や建物などの固定資産を耐用年数に応じて分割し費用計上していく会計処理方法であり、減価償却費は実際の支出を伴わない費用であるため、手元の資金を減らすことなく、帳簿上の収益を減らし、所得税・住民税を節税することができます。

また、不動産所得が赤字になった場合は、不動産所得の損益と本業から得ている給与所得などを合算することができ(損益通算)、その結果、医師として得ている収入を減らすことができるので、さらに節税効果を高めることができます。

所得税の税率が高い医師だからこそ、不動産投資のメリットをより有効的に活用することができます。

本業との両立が可能

3つ目の理由は、本業との両立が可能だからです。

不動産投資は、株式投資やFX投資のように値動きを頻繁にチェックしなければいけないような投資とは異なり、本業との両立がしやすい投資です。

医師は多忙であるがゆえに、投資に割ける時間は少ないでしょう。

しかし、不動産投資では、入居者の募集や家賃の集金、清掃やメンテナンスなどの業務を管理会社に任せることができるため、多忙である医師にとっても成功に導きやすい投資といえます。

医師が不動産投資を始める際の注意点

医師が不動産投資を始める際の注意点は、悪徳な業者に気をつけることです。

先述したように、医師は属性が高く、高収入で、融資審査にも通りやすいことから、あまり収益の見込めない割高な物件を売りつけようとする不動産業者が近寄ってきやすいです。

もちろん全てが悪徳業者であるとは限りませんが、なかには自分たちの利益だけしか考えていないような業者もいます。

そのため、割高な物件を売りつけようとしてくる悪徳な業者が医師の周りには集まりやすいということを認識し、悪徳業者の上手いセールストークを鵜呑みにしないように気をつけるべきです。

医師は特に多忙であることが多いですが、自らも勉強を怠らず、基礎知識だけでも身につけておくことが有効な対策となります。

さらに資産を増やす!医師が不動産投資で成功するためのコツ


医師という立場を活かしながら不動産投資で成功するためのコツは、無理のない安定した投資をすることです。

医師は有利な条件で融資を受けやすいことから、つい限度額いっぱいまで借入を行ってしまう方もいます。

借入が多いとそのぶん返済額も増えるので、不動産投資における収支が赤字になってしまい、生活費を圧迫させてしまうという状況に陥ることがあります。

不動産投資では、空室や金利上昇リスク、また急にまとまったお金が必要になることもあるので、最悪の場合、破産になるケースも考えられます。

そうならないためには、計画を立てずになんとなく始めるのを避け、現在得られている所得から自身がどのくらい返済していくことができるのかを判断し、融資額を調整する必要があります。

最悪の状態も想定しながら、堅実な収支計画を立て、安定した投資を行っていくようにしましょう。

注意点を押さえて始める!医師の立場を活かして不動産投資を成功へ導こう!

今回は、医師が不動産投資に向いている、成功しやすい理由と、始める際の注意点についてご紹介しました。

不動産投資をしている人の中には医師の方も多く、その中には成功している方もいますが、一方でうまい勧誘に乗せられて軽く始めてしまい、失敗してしまう方もいます。

高収入な職業であるがゆえに投資金額も大きい傾向にあるので、リスクが大きいことにも注意して始めるべきです。

医師としてのメリットを上手く活かしながら、不動産投資を成功させましょう。

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