コラム
投資初心者が知っておきたい資産運用の基礎知識集
目次
資産運用を始めようと考えている方で、基礎知識について理解できていないため行動に踏み切れない方もいらっしゃるでしょう。
基礎知識が不十分なまま資産運用を行なうと、思わぬところで損をしてしまいかねません。
一方で、正しい基礎知識をつけることで初心者でも資産運用ができるようになります。
そのため今回は、資産運用を行う上で知っておきたい基礎知識をご紹介します。
投資初心者が知っておくべき資産運用の基礎知識
資産運用とは、お金を運用することを指します。
例えば、貯金や投資は資産運用の手段の一つです。
今回は、初めに貯金と投資の違いを紹介した後、リスクなどについての基礎知識を説明していきます。
貯金と投資の基礎知識と違い
初めに、貯金と投資の違いについて紹介していきます。
貯金と投資には、大きな違いがあるので下記の表で違いを確認してみてください。
貯金 | 投資 |
お金を貯めるために使われる | お金を長期的に運用するために使われる |
すぐに消費ができるように使われる | お金を稼ぐために使われる |
貯金の特徴
貯金とは、銀行に現金を預けたり、現金を貯金箱などに入れて貯めたりすることを言います。
銀行から自由に現金を引き出して使うこともあるため、貯金は投資に比べると流動性が高いです。
一般的に資産運用をする際の貯金額は、自身の3ヶ月分の生活費を円で貯金することが望ましいと言われているので参考にしてみてください。
ただし、自身の資産を全て円で貯金してしまうと、実質為替(※)で見ると大きな損害を被るリスクがあるため、円貯金は自己資産の3〜5割にとどめておくほうが良いでしょう。
残りの資産は、外貨や株式、不動産などに分散して保有することが望ましいです。
※他国の通貨に比べた自国の通貨の価値
投資の特徴
投資とは本記事では、中長期的に利益を得るためにお金を使うことを指します。
そのため、投資においてお金は、利益を得るための資本として利用され、中長期的にリターンを狙うので、自由に現金を引き出すことができません。
資産運用をする際は、この中長期的なお金の使い方がうまくできるかどうかで得られる利益が大きく変わります。
基本的に投資の対象物には、投資信託、株式投資、国債、為替、不動産、コモディティ、金・プラチナなどがあり、全ての商品を場面に応じて購入することが望ましいです。
投資で失敗する人と成功する人の違いについては下で紹介しているので、ぜひこの記事を参考に投資をする前の心得を身につけましょう。
資産運用におけるリスクの種類
投資には「リスク」がつきものです。
資産運用ではこの「リスク」を、どのようにして減らしていくかが要点と言えます。
リスクにもさまざまな種類が存在するので、今回は以下4種類のリスクについて紹介していきます。
- 株価変動リスク
- 信用リスク
- 為替変動リスク
- 金利変動リスク
株価変動リスク
株は、会社の評価と連動している投資商品で、常に価格が変動する特性を持っています。
株価変動リスクとは、株を所持している際に、所持している株の価格が下がり、損をしてしまうリスクのことを指します。
もちろん株価が上がって利益が出ることもありますが、資産運用の一環として株式投資を行う場合には、株価変動リスクを考慮して資産運用を行うように心がけましょう。
信用リスク
会社や国は、資金を調達するために債券を発行します。
出資者は債券を購入することで、国や企業から配当金を得ることができますが、仮に会社や国の財政が破綻した場合は、国や会社の債務が不履行になる可能性があります。
信用リスクとは、この債務が不履行になり損をしてしまうリスクのことです。
為替変動リスク
円でドルを購入してお金を預けるなど、外貨でのお金の取引を為替と言います。
通貨の価値は一定ではなく、国で刷られる紙幣の量や、社会情勢によって変化をします。
為替変動リスクとは、この外貨の価値が変化することによって損をしてしまうリスクのことです。
金利変動リスク
銀行に預けたお金からいくらかの利益が出たり、借金をした時に借りたお金よりも多くのお金を返さなければならなかったりする際に利用されている仕組みが金利です。
この金利も、社会に出回っている紙幣の数や、政府の政策などによって変化する可能性があります。
金利変動リスクとは、金利が変動することによって損をしてしまうリスクのことです。
投資初心者も基礎知識を知っておけば資産運用ができる!
資産運用をする際には、資産運用に関する基礎知識がないままではうまくいきません。
ですが、上述したような基礎知識を知っておくことで、初心者でも資産運用は簡単にできます。
初心者の方は、何度も復習して基礎知識をつけ、リスクを軽減させて資産運用を行いましょう。
初心者向けの投資とその運用方法が知りたい方は、下の記事で詳しく説明しているのでぜひ参考にしてみてください。