コラム
遠方の物件を購入して不動産投資を成功させるポイントとは?
目次
不動産投資では近場に好立地な物件があるとは限らないので、なかなか良い物件を見つけられないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一方で、遠方などで良い物件が見つかっても、土地勘が無いために投資まで踏み切れないという方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、遠方で不動産投資をするメリットやデメリット、そして実際に投資する時のポイントについてご紹介します。
遠方の物件を購入しようか迷っている方はぜひ最後まで読んでみてください。
遠方の物件を購入して不動産投資をするメリット・デメリットとは
まずは遠方の物件を購入して不動産投資するメリット・デメリットについて解説していきます。
メリット
- ・より希望に近い不動産投資ができる
- ・リスク分散ができる
より希望に近い不動産投資ができる
1つ目は、「より希望に近い不動産投資ができる」です。
予算が限られている方も多いでしょうし、そういった中で1つのエリアに絞ってしまうと、当然選択肢も少なくなり、希望に近い物件を見つけられる可能性も低くなります。
一方で、遠方も含めてエリアを複数に増やすと、その分選択肢も増え、より希望に近い物件を見つけられる可能性も高まります。
リスク分散ができる
2つ目は、「リスク分散ができる」です。
仮に1つのエリアだけで不動産投資をしていた場合、その地域に地震などの大規模な自然災害が起きてしまうと所有している全ての建物が被害を受ける可能性があり、最悪の場合、家賃収入を失うことにもなりかねません。
しかし、複数のエリアに分けて不動産投資をすることで、仮に1つの地域に大規模な自然災害が起きたとしても、他のエリアで所有している物件で家賃収入を担保することが可能です。
決して、ただ単に異なる複数のエリアに不動産投資をしておけばいいというわけではありませんが、不動産投資では分散投資をすることがリスクを抑える上で重要なので覚えておきましょう。
また、遠方で不動産投資をする際は、現地調査も忘れずに行ってください。
デメリット
デメリットについては、下記の3つが挙げられます。
- ・土地勘がなく、相場を把握しにくい
- ・融資を受けにくい
- ・緊急対応が困難
土地勘がなく、相場を把握しにくい
1つ目は、「土地勘がなく、相場を把握しにくい」です。
例えば、自分が慣れ親しんだ地域に不動産投資をするとなると、土地勘があり、需要の高いエリアをある程度把握できているので、現地調査はそこまで困難でないかと思われます。
しかし、遠方の場合はそうはいかないので、地域の情報や相場を把握するのが困難になります。
そのため、遠方の物件を購入する際は、事前に現地調査をすることが非常に大事になってきます。
融資を受けにくい
2つ目は、「融資を受けにくい」です。
金融機関には全国を対象に融資をしているところもあれば、支店エリアに絞って融資をしているところもあります。
仮に、遠方で融資を受けられる金融機関があったとしても、名義人の住民票がその地域にないと融資を受けられないこともあるので注意が必要です。
不動産投資では特に融資を使って物件を購入することが多いので、遠方で不動産投資をする際には事前に融資を受けられるかどうかを確認しておくべきです。
緊急対応が困難
3つ目は、「緊急対応が困難」です。
不動産投資をしていると、入居者から緊急の連絡がくるときもありますが、遠方であると所有者自身がすぐに対応することは難しいでしょう。
そのため、遠方での不動産投資の場合は、物件の管理を管理会社に依頼することになりますが、対応が遅れたり対応の仕方が悪いと、場合によっては退去に繋がることもあります。
ゆえに、管理会社を選ぶ際には慎重に選ぶようにしましょう。
遠方の物件で不動産投資を成功させるための2つのポイント
遠方で不動産投資をして、成功させるためにはどのようなポイントが重要なのでしょうか。
成功させるためには、下記の2つのポイントがあります。
1.不動産業者との関係構築
まず1つ目は、「不動産業者との関係構築」です。
せっかく見つけた良い物件でも、遠方となるとすぐに見に行くことができず、見逃さざるを得ないこともあります。
しかし、現地に行った時にその地域の不動産業者と良い関係を構築しておくことで、良い物件があると市場に出回る前に教えてもらえるようになります。
そのため、情報量が少ない遠方での不動産投資では、不動産業者との関係構築が重要となります。
2.信頼できる管理会社に依頼する
2つ目は、「信頼できる管理会社に依頼する」です。
不動産投資では入居者がいないと家賃収入を得ることができないので、入居率を高く保つためには管理会社の選定が最も重要になります。
そして、管理会社選びに関していうと、実績のある管理会社を選ぶことはもちろんですが、信頼できる担当者を見つけることも非常に重要です。
先述した緊急対応についてや、家賃の振り込みなど、こまめに報告をしてくれる担当者を見つけるようにしましょう。
そのためには、自分が所有している物件の対応が後回しにされないように、一人あたりどのくらいの物件を担当しているのかの確認や、実際に管理会社が対応している物件を視察してみるのも良いでしょう。
遠方の物件を購入してリスク分散し、不動産投資を成功へ導こう!
今回は、遠方で不動産投資をするメリットやデメリット、実際に投資する時のポイントについてご紹介しました。
遠方だと土地勘がないので、情報量や判断材料が少なく、不動産投資をするとなると不安に感じることが多いかと思われます。
しかし、選択肢が増えるということは、良い物件に出会える確率も上がるということです。
事前調査を忘れず、不動産会社や管理会社と良い関係を築くことで、遠方の不動産投資にも挑戦していきましょう。
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