コラム

60歳から始める個人投資家!不動産投資で絶対にやってはいけないこと

箇条書きにして可否を判断
定年が近づき、60歳前後で資産運用を考え始めている方も多いのではないでしょうか。今から投資を始めても遅くはありません。変化する社会情勢に備え、資産を増やし老後の生活を安定させるために、不動産投資に挑戦してみるのも一つの方法です。

今回は、60歳から始める不動産投資の目的や、成功するためのポイント、そして絶対にやってはいけないことについてご紹介します。参考にして、定年後の収入源を作りましょう。

60歳から不動産投資をはじめる目的について

60歳から個人投資家として不動産投資を始める主な目的は、退職後の収入を補うことです。年金だけでは生活費が不足する可能性があるため、不動産投資で得られる家賃収入を活用するケースが多いでしょう。また、これまで貯めてきた資産を大きく減らさず、将来的な備えをしておきたいと考える方も多いです。

大規模投資は避けるべき

60歳から不動産投資を始める際、退職金を使ってアパート1棟やマンションに投資することはおすすめしません。大規模な不動産投資は資金負担が大きく、それに伴うリスクも高くなります。少額から始めてコツコツと資産を運用する方法を選ぶのが賢明です。

60歳から個人投資家として不動産投資を行うなら少額の不動産投資がおすすめ

定年後に個人投資家として不動産投資を始めるなら、少額から始められる不動産投資がおすすめです。最近では、初期費用が抑えられる投資商品が増え、気軽に始められるようになっています。

少額で始められる不動産投資の種類

・不動産小口化商品:一口100万円程度から
・REIT(不動産投資信託):数十万円から
・不動産クラウドファンディング:数万円から

これらの少額投資は、初期費用を抑えながら不動産投資を体験できるため、60歳からの資産運用に最適です。

少額の不動産投資をおすすめする理由

・分散投資が可能:複数の商品に投資できるため、リスクを分散できます。
・プロによる運用:不動産会社が運用してくれるので、専門知識がなくても安心です。
・所有権を持たない投資も可能:不動産を所有しない投資商品もあり、手軽に始められます。

資産形成ではなく、現在ある資産を維持しながら増やしていく目的であれば、少額の不動産投資は非常に適しています。

知らないと危険!60歳から不動産投資を始めるときの注意点とは

60歳から不動産投資を始める際には、以下のポイントに注意が必要です。

1. 融資を受けられる可能性が低い

高齢になると、金融機関から融資を受けるのが難しくなります。ローンには「最終完済年齢」が設定されており、多くの金融機関では75~80歳までとなっています。60歳から融資を受ける場合、返済期間が短くなり、月々の返済額が高くなる可能性があります。

対策
自己資金を確保して、ローンに依存しない資金計画を立てることが重要です。また、修繕費などの予想外の出費に備えて、資金に余裕を持っておきましょう。

2. 情報収集は必須

60歳からの不動産投資では、経験や知識が十分でない場合が多いため、情報収集が重要です。不動産投資に関する勉強はもちろん、セミナーへの参加や現地調査など、積極的に情報を集めましょう。

対策
信頼できる不動産会社や専門家からアドバイスを受けるとともに、自分自身でも学び続ける姿勢を持つことが、不動産投資の成功につながります。

3. 無理な投資計画を立てない

資産形成を急ぐあまり、大きなリスクを取って無理な投資計画を立てることは避けましょう。特に60歳以降はリスク耐性が低いため、安全性を重視した投資計画を立てることが重要です。

対策
少額の不動産投資商品を選ぶことで、リスクを最小限に抑えつつ収益を得られます。また、分散投資を行い、リスクを分散することも検討しましょう。

まとめ

60歳から始める不動産投資は、資産を増やすだけでなく、老後の安定した収入源を作る手段として非常に有効です。しかし、無理な投資や情報不足による失敗は避けなければなりません。少額の不動産投資やプロのサポートを活用し、リスクを抑えながら投資を進めることが成功への鍵です。

今回ご紹介した内容を参考に、自分に合った投資方法を見つけて、60歳からの個人投資家としての一歩を踏み出しましょう。万全な準備と情報収集を怠らず、定年後も安心して生活できる資産運用を実現してください。