コラム

ハイリスクハイリターンとローリスクミドルリターン

2024年9月25日

不動産投資

リスクとセーフティ

「ハイリスクハイリターン」は投資の世界でよく使われる言葉です。

まず、「ハイリスク」について説明します。投資における「リスク」とは、価格の変動幅のことを指します。「ハイリスク」とは、その変動幅が大きいという意味です。

次に、「ハイリターン」について。これはその名の通り、高い利益を期待できる投資のことを指し、利回りが高く大きな利益をもたらす可能性があります。

つまり、「ハイリスクハイリターン投資」とは、価格の変動幅が大きい一方で、高い利益が期待できる投資のことです。代表的な例が株式投資です。上手に資産を運用できれば大きな利益を得られますが、その反面、大きな損失や資金がゼロになるリスクもあります。

多くの投資家は、「短期間で資産を増やしたい」「投資だけで生活したい」といった理由でハイリスクハイリターン投資を選択することがありますが、十分な知識と経験が必要です。

日本では堅実な投資を好む人が多い一方で、ハイリスクを気にせずに挑戦する人もいます。株式投資、FX、投資信託などは元本保証がないため、ハイリスクハイリターンとされています。

「リスクを抑えつつ、ある程度のリターンを得たい」という方には、ローリスクミドルリターンの投資商品が適しています。

ローリスクミドルリターンとは、損失のリスクが低く、比較的安定した収益を得られる投資を指します。大きな利益は期待できないかもしれませんが、堅実な資産運用が可能です。ローリスクローリターンよりもリターンが期待できる点が特徴です。

この投資スタイルは以下のような方法で実現できます。

長期的な投資: 長いスパンで資産運用を行うことで、安定した収益を得られます。
資産の分散: 複数の投資商品に資金を分散することで、リスクを抑えることが可能です。

不動産投資は、このローリスクミドルリターンの代表例です。建物や土地を購入し、賃貸収入を得る方法であり、長期的な家賃収入が期待できます。

不動産投資はローリスクミドルリターンである一方で、「空室リスク」が最大のリスクとされています。期待していた家賃収入が得られない場合、ローンの返済が自己資金から必要になることもあります。

また、数年経つと建物の老朽化や周辺の賃貸価格の変動による家賃下落リスクもあります。さらに、購入時の費用も新築アパートやマンションを建てる場合は高額です。

中古物件であっても、大規模な修繕費用や物件価格の100％の融資を受けられない可能性など、資金面でのリスクも伴います。

ローンを利用して不動産投資を行う場合、低金利で資金を借りられれば手堅い投資になります。ローンを組むことで自己資金を手元に残しつつ、優良な物件に投資できるため、長期的な安定収益が期待できます。

投資には「ハイリスクハイリターン」「ローリスクミドルリターン」「ローリスクローリターン」の3つに分類されます。短期間で利益を追求するハイリスクハイリターンか、堅実に長期的に資産を増やすローリスクミドルリターンか、目的に応じて投資スタイルを選ぶことが重要です。