コラム

投資を始めるとき、できるだけリスクを減らしたいと考える方も多いでしょう。近年、リスクを抑えながら不動産投資を始められる「不動産シェアリング」が人気を集めています。

不動産シェアリングは、少額から不動産投資を始めることができ、リスクを減らしながら資産を積み上げていくことが可能です。堅実に資産を増やしたい方にはぴったりの投資方法と言えますので、ぜひ参考にしてみてください。

不動産への投資におけるリスクを減らす方法

投資には必ずリスクが伴います。まずは、不動産投資を始める際に注意すべきリスクと成功させるための対策について解説します。

空室・家賃滞納リスク
最初に考慮すべきリスクは「空室・家賃滞納リスク」です。入居者がいなくなると家賃収入がなくなり、不動産投資で避けたい問題となります。また、家賃の滞納も注意が必要です。公益財団法人日本賃貸住宅管理協会の調査では、家賃2ヶ月以上の滞納率は全国で1.2%と報告されており、100人に1人が滞納している計算です。

・物件選び：清掃やメンテナンスが行き届いているか、間取りが時代に合っているか、また立地条件（駅やコンビニ・スーパーの近さ、人口動態など）を確認することが重要です。
・管理会社選び：入居者募集やメンテナンス、保証がしっかりしている管理会社を選ぶことが大切です。サブリースや滞納保証などもありますが、収益性が下がる可能性もあるため、慎重に判断しましょう。

天災リスク
日本で不動産投資を行う場合、地震や火災などの天災リスクは無視できません。

・地震保険・火災保険への加入：万一に備えた保険加入は必須です。
・耐震基準の確認：1981年に制定された新耐震基準を満たした物件を選ぶことで、地震被害のリスクを軽減できます。

修繕リスク
物件は新築でも中古でも、一定期間経過すると修繕が必要になります。例えば、配管交換や外壁の塗装など、費用も小規模から大規模までさまざまです。

・修繕費用の積立：賃料の3%を目安に修繕費用として積み立てておくことをおすすめします。また、事前に修繕計画を立てて資金計画をしっかりと立てておくことで、必要なタイミングで無理なく対応できます。

堅実派なあなたに不動産シェアリングがおすすめ！

投資に慣れていない方や失敗を避けたい方には、不動産シェアリングが最適です。なぜ不動産シェアリングが堅実派におすすめなのか、その魅力について見ていきましょう。

少額での投資が可能
不動産投資は高額な初期費用が必要と思われがちですが、不動産シェアリングなら一口100万円程度から始められます。少額投資が可能なため、資金的に余裕を持って分散投資ができ、リスクを抑えながら堅実に投資を進めることができます。

投資のプロが運用
不動産シェアリングでは、投資家が出資した資金を投資のプロである事業者が運用し、得られた収益を投資家に分配する仕組みです。そのため、不動産投資の知識や経験が少なくても収益を上げることが可能で、初心者でも安心して始められます。

業者選びのポイント
不動産シェアリングを始める際に注意すべきは、どの業者に運用を任せるかという点です。堅実派の方には、売却益を狙うよりも家賃収入で運用益を着実に得る業者が向いているでしょう。信頼できる業者を選び、不動産投資に関する経験を積みながら徐々にスキルを磨いていきましょう。

まとめ

今回は、不動産投資のリスクを減らす方法と不動産シェアリングについてご紹介しました。不動産投資はリスクが伴うものですが、不動産シェアリングを活用すればリスクを抑えながら資産を増やすことができます。堅実に投資を進めたい方には最適な選択肢です。

これから不動産投資を始める方は、不動産シェアリングを検討しながらコツコツと資産と経験を積み重ね、投資に慣れていくことをおすすめします。