コラム
最悪を想定!不動産投資における自己破産と避けるための対策法を紹介
目次
上手くいくこともそうでないこともあるのが投資というものです。
そのため、投資をする際には、万が一の場合を想定してリスクに対して細かく対策を取ることが重要となります。
今回は不動産投資における自己破産と、自己破産を避けるための対策法についてご紹介していきますので、不動産投資に不安を持たれている方は、ぜひこの記事を参考にしてリスク対策をなさってみてください。
不動産投資には自己破産のリスクも。対策をとってリスクを軽減させよう!
ここからは、不動産投資でなぜ自己破産が起こるのか、またどれくらいの割合で起こるのかを解説したのち、自己破産を避けるための対策について解説していきます。
不動産投資ではなぜ自己破産が起こる?
不動産投資というものは、大きなリターンを望める投資である一方、失敗をすれば損失も大きくなるリスクのある投資方法です。
魅力の大きなリターンを求めるが故に、リスク対策は不十分なままに多額を投じて不動産投資をするという方も少なくありません。
そのような投資をして失敗をした場合には、大きな損失を被り、最悪の場合には自己破産をしてしまうというケースが発生することがあるのです。
しっかりとした運用方法で不動産投資を行っていれば、自己破産リスクは大幅に減少させられますので、不動産投資を始める方は知識を蓄えることを意識しましょう。
不動産投資における自己破産比率は?
不動産投資における自己破産比率は、公的なデータとして統計は取られていません。
しかし東京商工リサーチの「リスク管理債権状況調査」によると、リスク管理債権比率は1.20%であったと発表されているため、100人に1人のローンが返済されていない状況であることが分かります。
この数値から推測すると、おおよそ1%程度の方が自己破産をしていると考えられます。
出典:東京商工リサーチ国内111銀行(2019年3月期単独決算)「リスク管理債権状況」調査
不動産投資における自己破産を避けるには?
不動産投資には多額の資金が必要となるため、さまざまなリスクがつきまといます。
予想していた利益を享受できないということや、損失を被ってしまうといった小さなリスクは多々生じます。
このような小さなリスクに対して、どのような対策、対応をするのかによって、自己破産のリスクを抑えられるかどうかが決まるといっても過言ではありません。
ここでは、自己破産を避けるための4つの対策法について解説していきますので、自己破産をしてしまうことのないようしっかりと知識として蓄えてみてください。
十分な知識を身につける
一つ目のリスク対策法は、不動産投資に関する知識を十分に身につけることです。
資産運用に対して興味を持つ方が増えてきているものの、知識が不十分なまま不動産投資に手を出してしまうという方は数多くいます。
不動産投資はリターンだけでなくリスクも大きい投資になりますので、どのような不動産を選ぶと良いのかということや、お金に関する知識は身につけておくことが大切です。
不動産を適切に評価する
二つ目のリスク対策法は、不動産を適切に評価することです。
闇雲に不動産投資を行ったからといって、確実に収益が期待できるものではありませんので、いくらの収益が見込める不動産なのかを見極める力が重要となります。
入居者がつく見込みや将来得られる家賃収入の予想、リフォームやリノベーションにかかる費用など、収益と費用とのバランスをしっかりと考慮した上で不動産を評価するようにしましょう。
周囲の環境も適切に評価する
不動産投資をする際には、周囲の環境も適切に評価することも怠ってはいけません。
周辺の他の不動産と比べて高額で貸し出すのであれば、予定している入居率の達成が困難になる可能性もあります。
反対に、今後地域の開発が進み移住者が増えることがあれば、不動産一つ一つの需要が高くなり、予定していた貸出額よりも高額で貸し出すこともできるかもしれません。
周辺環境を丁寧に評価することで、より適切な運用予定を立てられリスク軽減につながります。
身の丈にあった借入をする
四つ目として、身の丈にあった借入をすることも、リスク軽減の観点からは大切です。
フルローンを組み不動産投資を行うことも可能ではありますが、フルローンを組むと、高額なローン返済額を長い期間返済する必要が生じ、空室や修繕などが必要になった場合には、キャッシュフローが悪化し自己破産に追い込まれるという可能性もあります。
不動産投資初心者の方が投資をする場合は、フルローンを組みリスクを大きくするのではなく、頭金を入れて返済可能な金額の借入に抑えるようにしましょう。
自己破産のリスクには十分な対策を取り安全な不動産投資で資産形成を!
不動産投資はリターンが大きい分、リスクも大きいので最悪の場合、自己破産に陥るケースもあります。
ただし、しっかりと対策をとっていればリスクを最小限に抑えて、比較的安全に運用することができるので、ぜひ今回ご紹介した対策法を参考に不動産投資で資産を貯めていきましょう。
不動産投資で成功するための方法はこちらの記事でも解説していますので、不動産投資に興味のある方はぜひ併せてご覧ください。