コラム

小口の不動産投資はどうなの?ローリスクな投資事例3選


不動産投資を始める際、できるだけローリスクで始めたいと考える方も多いでしょう。一般的に多額の初期費用がかかるイメージの不動産投資ですが、近年は数万円程度から始められる小口投資も登場しています。今回は、小口で始められる不動産投資と、その仕組みや事例について紹介します。

なぜ不動産投資を小口で始められるのか?

不動産投資は何千万円、何億円といった資金が必要と考えられがちですが、近年は少額で始められる投資も増えています。投資法人が資金を集めて運用し、得られた収益を投資家に分配する仕組みにより、ローリスクでの投資が可能です。少額投資であれば、リスク分散がしやすく、投資の専門家による運用も期待できます。

小口で始められる不動産投資の3つの事例

不動産投資信託(REIT)

REIT(リート)は、投資法人が集めた資金でビルやマンションなどの不動産に投資し、その収益を投資家に分配する仕組みです。リートは数万円から投資可能で、約50万人がJ-REITに投資しています。専門家による運用とリスク分散が魅力で、初心者にもおすすめです。

リートの投資事例: 平均利回りは5%前後で、例えば100万円の投資で年間5万円の収入が見込めます。初期費用が少ない分、実物不動産に比べて収入は低めですが、長期的に運用すれば資産形成が期待できます。

不動産小口化商品

不動産小口化商品は、高額な不動産を小口に分けて販売することで、少額から投資できるようにしたものです。リートと異なり、実際に不動産の所有権を持つことができるため、節税効果も期待できます。一口100万円前後から始められます。

不動産小口化商品の投資事例: 年分配率は3~5%程度で、100万円の投資で年間約5万円の収入が見込めます。少額で始められる不動産投資として注目されています。

不動産クラウドファンディング

不動産クラウドファンディングは、一口1~10万円と少額から投資できる仕組みです。マンションやビル、空き家、教育施設、テナントなど多様な物件に投資できるため、リスク分散がしやすいのが特徴です。

不動産クラウドファンディングの投資事例: ある投資家は、2011年から2016年までに324万円の利益を得ており、投資額は1145万円、平均利回りは約7%でした。100万円の投資で年間8万円の収入が見込める場合もあり、他の投資方法よりも高い利回りが期待できます。

まとめ

小口の不動産投資は、初期費用を抑えつつ長期的に安定収入を得るために最適な方法です。リート、不動産小口化商品、不動産クラウドファンディングの3つは、いずれも手間がかからず初心者でも始めやすい投資方法です。事例を参考にして、ぜひ小口の不動産投資にチャレンジしてみてください。