コラム

不動産投資で海外という選択肢!各国の特徴を比較してみた


日本では、少子高齢化による人口減少が進行し、不動産市場にも縮小の懸念があります。また、日本は地震災害が多いため、安定した不動産投資を求めて海外を検討する方も増えています。今回は、海外での不動産投資の利点や注意点を交えながら、各国の特徴を比較してご紹介します。

海外不動産投資を検討している方に参考になる情報をお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。

自分に合う国はどこ!?不動産投資における海外の特徴を比較!

今回は、経済成長が著しいアジアの新興国と、不動産市場が安定している先進国を中心に、各国の特徴を紹介します。

アメリカ

アメリカは出生率の高さや移民の流入により、先進国の中でも人口増加率が高いのが特徴です。人口増加に伴い不動産の需要も高まり、将来の資産価値が期待できる市場です。地域によっては物件の値上がりによる売却益を狙うことが可能です。

さらに、法整備が進んでおり、法的トラブルのリスクが低いのも魅力です。中古物件が多く、物件価値の安定や賃貸需要の高さが見込まれます。ただし、物件価格や競争率が高いため、慎重な選定が必要です。また、時差が大きいため、賃貸管理に苦労することもあります。

イギリス

イギリスも法的整備が進んでおり、ソリスター(弁護士)が不動産取引をサポートするため、法的トラブルのリスクが少ない市場です。ロンドンの不動産は高価ですが、学生寮などへの少額投資が可能で、安定した需要が見込まれます。

一方、取引に時間がかかるため手続きが煩雑で、さらにEU離脱の影響が不透明なため、経済状況に注意が必要です。

シンガポール

シンガポールは政治・経済が安定しており、キャピタルゲイン税が非課税など、税制面でも魅力的です。投資におけるリスクが低いですが、物件価格が高く、融資も50~60%程度と限られています。物件取得の資金を用意する必要があります。

フィリピン

フィリピンは人口増加率が高く、将来の不動産価値の上昇が期待できる市場です。人口密度が高いため賃貸需要も安定していますが、プレビルド(建設前の物件)に投資する際は竣工リスクに注意が必要です。建物が完成しない、または質の低い物件にあたる可能性があります。

マレーシア

マレーシアは経済発展が著しく、将来性のある市場です。物価が安く、外国人投資家にも人気があります。ただし、物件の所有権登記に時間がかかり、売却がすぐにできないことがあるため、投資には長期的な視点が必要です。また、不動産市場が供給過剰の状態にあり、慎重な投資判断が求められます。

タイ

タイも急速な経済成長を遂げており、日本人投資家にとっても安心感が高い市場です。現地に多くの日本人不動産会社が存在し、コミュニケーションの円滑さが大きなメリットです。ただし、首都バンコクの物件は価格が高騰しており、利回りが低くなるリスクがあります。

まとめ

今回は、海外の不動産投資について各国の特徴を比較しながらご紹介しました。海外での不動産投資は、日本にはない魅力が多くありますが、それと同時にリスクも伴います。信頼できるエージェントを選ぶなど、リスク管理を徹底することで、海外投資の成功率を高めることができます。

国ごとに異なる市場の動向や法整備を理解し、慎重に判断することが大切です。まずは国内で少額投資を始めるなど、リスクを分散させながら、自分に合った投資方法を見つけましょう。